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クハ205-1206(横ナハ51編成)【編成消滅】

【この編成は消滅しています】南武線向け205系1200番台の横ナハ51編成

編成番号変遷

  • 横ナハ51編成(2005年3月18日~2014年11月25日)

2014年11月25日時点の編成

1号車 クハ205-1206 1985年9月5日新製(川重)
2号車 モハ205-40 1985年9月5日新製(川重)
3号車 モハ204-40 1985年9月5日新製(川重)
4号車 モハ205-46 1985年9月11日新製(日立)
5号車 モハ204-46 1985年9月11日新製(日立)
6号車 クハ204-1206 1985年9月5日新製(川重)

編成の情報

横ナハ51編成は、南武線に導入された6編成の205系先頭車化改造車・205系1200番台の第6編成である。当初の予定では205系1200番台は5編成のみ用意される予定となっていたが、2004年10月16日ダイヤ改正に伴う計画変更により急遽この編成が組成された。両先頭車は東トウ14編成のサハ205-27・28から改造され、中間車は同編成のモハ205/204-40と東トウ16編成モハ205/204-46を組み込んだ。中間の電動車ユニット2組が異なる編成から組み込まれたのは当編成だけである。この編成を組成した6両はいずれも当初の予定では八高・川越線(川越車両センター)に205系3000番台として配置されるはずであった車両であり、元・東トウ14編成は宮ハエ86編成に、元・東トウ16編成はサハ205-31・32(武蔵野線千ケヨM35編成に組込)と組み合わせて宮ハエ87編成になるはずであった。計画変更の理由となった直接の要因は東京臨海高速鉄道りんかい線の完全10両編成化が実施されたことであり、これによる運用の見直しで相互直通運転を実施しているJRの埼京・川越線で運用数が増加したが、この時に山手線から武蔵野線へ転用される予定だった車両を転配したため武蔵野線に配置する車両が不足した。同改正では東京臨海高速鉄道で70-000形電車が6両余剰となったため、これをJR東日本209系3100番台として編入し、新造車2両と組み合わせて4両編成2本を組成した上で八高・川越線に配置することで、同線に配置される予定だった205系8両を武蔵野線へ配置することで、この車両不足の対策とすることになった(これでも不足する2両については、2001年~2005年の205系大転配計画では余剰車が発生する予定になっていたため、これを活用することで対応された)。しかし、205系3000番台は先頭車化改造車であり、原型先頭車のみが運用されている武蔵野線に配置した場合、1編成だけ取り扱いが異なる車両が在籍することになるのはあまり都合が良くなかったため、原型先頭車と改造先頭車が混在している唯一の路線である南武線に配置した上で、南武線所属の原型先頭車編成が武蔵野線に転用されることになった。こういう事情のもとで横ナハ51編成は組成され、当編成の配属に伴って205系原型先頭車編成の横ナハ45編成が置き換えられた。2014年に、E233系8000番台の横ナハN8編成に置き換えられて南武線から撤退した。

編成の記録

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  • 2020年2月18日:資料室掲載記事リニューアル作業実施

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