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2020年4月22日正式オープン!

都ケヨMU19編成

武蔵野線向けE231系0番台の都ケヨMU19編成

編成番号変遷

  • 八ミツ31編成(2001年5月21日~2003年12月14日)
  • 八ミツB31編成(2003年12月15日~2020年9月2日)
  • 千ケヨMU19編成(2020年9月2日~2023年6月21日)
  • 都ケヨMU19編成(2023年6月22日~)

現在の編成

1号車 クハE231-31 2001年5月21日新製(JR新津)
2号車 モハE231-61 2001年5月21日新製(JR新津)
3号車 モハE230-61 2001年5月21日新製(JR新津)
4号車 サハE231-92 2001年5月21日新製(JR新津)
5号車 サハE231-93 2001年5月21日新製(JR新津)
6号車 モハE231-62 2001年5月21日新製(JR新津)
7号車 モハE230-62 2001年5月21日新製(JR新津)
8号車 クハE230-31 2001年5月21日新製(JR新津)

編成の情報

八ミツB31編成は、三鷹電車区に所属していた201系・205系の置き換え用として新造された、21編成のE231系のうちの1編成である。この編成の落成により、八ミツ3編成(2000年12月2日の番号整理前は八ミツ5編成)が置き換えられた。2018年に、E231系500番台八ミツA519編成に置き換えられて中央・総武線から撤退した後は、4両編成に短縮して事業用車として運用されることになった。事業用車が必要になった背景には、E231系0番台の中央・総武線から武蔵野線への転用改造工事では、10両編成から8両編成へ短縮するため1編成あたり2両の付随車が余剰になることが理由として挙げられる。この余剰車は、八高・川越線へ転用される編成や中央・総武線に残留する編成から発生した分も含めて原則入場先で解体されたが、このうち、大宮総合車両センターで改造される編成から発生した余剰車は、構内に解体設備がないことから、臨時の解体場を設けることはせず常設の解体設備がある長野総合車両センターへ移動させることになった。しかし、E231系電車はブレーキ装置の都合で付随車のみを配給することができないため、ブレーキ装置を正しく作動させるために、制御車と電動車も用意して配給時は編成中間に組み込む形を採用した。この伴車に八ミツB31編成が選ばれた。八ミツB27編成が東京総合車両センターへ一時的に転属し、事業用車として山手線のE231系電車付随車を輸送した時とは違って本線上を自力走行することはないため、電動車はブレーキ装置を正しく作動させるのに最低限必要な2両のみとなった。これは、伴車としての役目を終えた後は武蔵野線へ転用されるが、この際にモハE230-61とサハE231-92の間が密着連結器になるため、クハE230-31の連結器だけを一時的に交換して武蔵野線転用時に戻すことにし、モハE230-61とクハE230-31の間に余剰付随車を組み込めるようにしたものである。余剰車配給は全6回施行され、役目を終えた後の2020年2月に改めて転用改造工事に入場した。その後は保留車となっていたモハE231/E230-62とサハE231-92・93を組み込んで8両編成を組成し、武蔵野線に転用された。この編成の転属に伴い、千ケヨM4編成が置き換えられた。

編成の記録

  • 新製】2001年(平成13年)5月21日:入籍。新製配置は三鷹電車区
  • 配給】2001年(平成13年)5月XX日:新津駅→品川駅
  • 所属変更】2007年(平成19年)11月25日:三鷹電車区の改組に伴い三鷹車両センター所属になる。
  • 改造】2015年(平成27年)12月16日:機器更新工事竣工(東京総合車両センター)。
  • 配給】2018年(平成30年)3月27日:豊田駅青森駅
  • 配給】2018年(平成30年)4月27日:青森駅→土崎駅。これ以降しばらくクハE231/E230-31、モハE231/E230-61の4両編成となる。
  • 配給】2018年(平成30年)7月26日~27日:土崎駅→東大宮操車場駅
  • 廃車】2018年(平成30年)8月15日:サハE231-91、サハE230-31が除籍
  • 配給】2018年(平成30年)9月6日:大宮駅→長野駅(サハE231-25・37、サハE230-9・13組込)
  • 配給】2018年(平成30年)9月28日:大宮駅→長野駅(サハE231-52・55、サハE230-18・19組込)
  • 配給】2019年(平成31年)4月17日:大宮駅→長野駅(サハE231-67・70、サハE230-23・24組込)
  • 配給】2019年(令和元年)7月24日:大宮駅→長野駅(サハE231-7・85、サハE230-3・29組込)
  • 配給】2019年(令和元年)9月26日:大宮駅→長野駅(サハE231-121・162、サハE230-41・43組込)
  • 配給】2019年(令和元年)12月8日:大宮駅→長野駅(サハE231-109・112、サハE230-37・38組込)
  • 配給】2020年(令和2年)2月18日~19日:東大宮操車場駅→青森駅
  • 配給】2020年(令和2年)7月22日:青森駅→土崎駅
  • 改造】2020年(令和2年)9月8日:転用改造工事竣工(秋田総合車両センター)。8両編成で京葉車両センターに配属される。
  • 配給】2020年(令和2年)9月10日:土崎駅→新習志野駅

関連記事

過去の編成表

中央・総武線時代(八ミツB31編成)
1号車 クハE231-31 2001年5月21日新製(JR新津)
2号車 サハE231-91 2001年5月21日新製(JR新津)
3号車 モハE231-61 2001年5月21日新製(JR新津)
4号車 モハE230-61 2001年5月21日新製(JR新津)
5号車 サハE230-31 2001年5月21日新製(JR新津)
6号車 サハE231-92 2001年5月21日新製(JR新津)
7号車 サハE231-93 2001年5月21日新製(JR新津)
8号車 モハE231-62 2001年5月21日新製(JR新津)
9号車 モハE230-62 2001年5月21日新製(JR新津)
10号車 クハE230-31 2001年5月21日新製(JR新津)

編集履歴(記事ID:0883)

  • 2023年6月22日:千葉支社所属車両の首都圏本部移管を反映
  • 2020年11月19日:転用改造工事施工日を訂正(『JR電車編成表 2021冬』より)
  • 2020年10月10日:編成の情報を修正
  • 2020年9月14日:本館「H0455」投稿を反映
  • 2020年9月11日:転用改造工事出場を反映
  • 2020年7月24日:本館「H0351」投稿を反映
  • 2020年7月22日:秋田入場配給施行を反映
  • 2020年2月22日:本館「H0260」投稿を反映
  • 2020年2月19日:転用改造工事入場を反映
  • 2020年2月8日:資料室掲載記事リニューアル作業実施

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