新東京周辺鉄道車両速報ブログ資料室

2020年4月22日正式オープン!

青梅・五日市線 目次

路線の説明

青梅線五日市線はどちらも私鉄が開業して戦時買収された路線であり、青梅線は青梅鉄道、五日市線南武鉄道から買収された路線である。両線とも元は立川駅を起点としていたが、拝島駅までのルートが近かったため五日市線の同区間は不要不急線に指定されて1944年(昭和19年)に休止となり、立川駅から西立川駅の線路のみが主に中央本線から青梅線への直通列車が使用する「青梅短絡線」の通称で残されている。青梅線五日市線は現在どちらも中央線の支線格として扱われており、青梅駅までは中央線との直通列車が多数運転されている。青梅線奥多摩駅五日市線武蔵五日市駅まで直通する中央線の電車もあるほか、2022年(令和4年)3月12日ダイヤ改正以前は青梅線経由で拝島駅から八高線に乗り入れる定期列車も存在していた。

線内限定で運用される車両については、国鉄時代の1985年(昭和60年)頃には既に103系に統一されていたとみられるが、この当時在籍していた103系には、クハ103形900番台(試作車)やサハ103形3000番台(旧型国電からの改造車。川越電車区に配属されなかった余り)といった特殊な経歴がある車両もあった。1986年(昭和61年)3月3日ダイヤ改正では運用面で大きな変化があり、青梅・五日市線向けと同じ豊田電車区配属だった武蔵野線向けの車両が共通運用化されることになった。これに伴い、同線専属だった101系1000番台が運用されるようになったほか、201系も6両編成3本が青梅・五日市・武蔵野線専用車として運用されるようになった。ただし、101系については他線から転属した103系への置き換えが進み、同年中には姿を消した。201系についても、武蔵野線完全8両編成化に伴う組み換えや、川越電車区の車両不足に関連した玉突き転配に伴って1996年(平成8年)12月1日ダイヤ改正をもって姿を消し、これ以降は青梅・五日市線(武蔵野線は運用が分けられた)線内運用は103系のみに再統一された。

2001年(平成13年)からは、中央・総武線(三鷹電車区)から転属の201系が運用されるようになった。中央線快速電車とは運用の共通化を実施せず、この時に豊田電車区に転属した編成は「青編成」として区別された。なお、JR東日本に継承された軽装車は、この時に全て青編成になっている。103系が6両編成13本、4両編成10本の配置となっていたが、転属した201系は6両編成、4両編成各12本だったため、4両編成のうち1本には別の4両編成の中間車を組み込むことで、103系と同数の6両編成13本、4両編成10本が仕立てられた。これに伴い、103系は2002年(平成14年)までに全て撤退した。なお、この過程で余剰となったクハ201/200-76も青梅・五日市線用として扱われた。この他、同年には豊田電車区所属の201系訓練車から改造された4両編成の「四季島」も登場している。

2007年(平成19年)からは、中央線快速電車と同一仕様でE233系の「青編成」が登場し、201系と同数の6両編成13本、4両編成10本が導入されて翌2008年(平成20年)までに201系は「四季島」を除き全て置き換えられた。なお、同一仕様ではあるものの青編成は中央線快速電車向けの編成との共通運用化は実施されなかった(代走の実績はある)。「四季島」は2009年(平成21年)まで運用された後、老朽化を理由として廃車となった。

2008年(平成20年)3月15日ダイヤ改正では、運用の見直しで青梅・五日市線の所要数が減少したことから、同年4月1日付でE233系の八トタ青658編成・青458編成が中央線快速電車向け(八トタH58編成)に変更された。ただし、これはE233系導入時点から既に決まっていたことであり、両編成とも将来のH編成編入を想定して運用されていた。2011年(平成23年)以降は節電のため全線で半自動ドア扱いが行われている(209系1000番台充当列車を除く中央線からの直通列車を含む)。減便実施などによる運用数削減のため2015年(平成27年)に八トタ青659編成と青459編成がH編成に変更、2016年(平成28年)に八トタ青670編成が離脱して南武線に転出しているため、2020年(令和2年)1月現在の所属編成数は、6両編成が10本、4両編成が8本である。

2022年(令和4年)からは、中編成(JR東日本の定義で4両~6両)ワンマン運転に対応する工事が開始された。4両編成の編成番号は、従来のクハE232形の車番+400に青の字を冠した「青400編成」から、クハE233形の車番にPの字を冠した「P500編成」に変更されている。なお、改造対象となったのは旧東急車輛製の車両のみで、川崎重工製の車両は対象外とされた。

編成記事一覧

E233系
6両編成 新製年/製造所   備考
八トタ青660編成 2007/東急車輛    
八トタ青661編成 2007/川崎重工    
八トタ青662編成 2007/川崎重工    
八トタ青663編成 2007/東急車輛    
八トタ青664編成 2007/川崎重工    
八トタ青665編成 2008/東急車輛    
八トタ青666編成 2008/東急車輛    
八トタ青667編成 2008/東急車輛    
八トタ青668編成 2008/東急車輛    
八トタ青669編成 2008/東急車輛    
4両編成 新製年/製造所   備考
八トタ青461編成 2007/川崎重工    
八トタ青462編成 2007/川崎重工    
八トタ青464編成 2007/川崎重工    
4両編成(ワンマン) 新製年/製造所   備考
八トタP518編成 2007/東急車輛   旧・青460編成
八トタP521編成 2007/東急車輛   旧・青463編成
八トタP523編成 2008/東急車輛   旧・青465編成
八トタP524編成 2008/東急車輛   旧・青466編成
八トタP525編成 2008/東急車輛   旧・青467編成
現在は消滅している編成
6両編成 新製年/製造所 撤退年 備考
八トタ青658編成 2007/東急車輛 2008  
八トタ青659編成 2007/川崎重工 2015  
八トタ青670編成 2008/東急車輛 2016  
4両編成 新製年/製造所 撤退年 備考
八トタ青458編成 2007/東急車輛 2008  
八トタ青459編成 2007/川崎重工 2015  
201系
6両編成 新製年/製造所 撤退年 備考
八トタ青60編成 1981/日立製作所 2008  
八トタ青61編成 1982/日本車両 2007  
八トタ青62編成 1983/近畿車輌 2008  
八トタ青63編成 1983/東急車輛 2008  
八トタ青64編成 1983/川崎重工 2008  
八トタ青65編成 1983/川崎重工 2008  
八トタ青66編成 1984/川崎重工 2007  
八トタ青67編成 1984/川崎重工 2008  
八トタ青68編成 1985/近畿車輌 2008  
八トタ青69編成 1985/近畿車輌 2007  
八トタ青70編成 1985/川崎重工 2007  
八トタ青71編成 1985/川崎重工 2008 ②③1983/川崎重工
八トタ青72編成 1985/川崎重工 2008  
4両編成 新製年/製造所 撤退年 備考
八トタ青1編成 1981/日立製作所 2008  
八トタ青2編成 1982/日本車両 2008  
八トタ青3編成 1983/近畿車輌 2008  
八トタ青4編成 1983/川崎重工 2008  
八トタ青5編成 1983/川崎重工 2008 ⑧⑨1983/東急車輛
八トタ青6編成 1984/川崎重工 2008  
八トタ青7編成 1984/川崎重工 2008  
八トタ青8編成 1985/近畿車輌 2008  
八トタ青9編成 1985/近畿車輌 2008  
八トタ青10編成 1985/川崎重工 2008  
四季彩 新製年/製造所 撤退年 備考
八トタW1編成 1984/近畿車輌 2009  
1986年~1996年に所属(武蔵野線と共通運用)
6両編成 新製年/製造所 撤退年 備考
東トタE50編成 1981/東急車輛 1996  
東トタE51編成 1981/日本車両 1996 ②③1981/東急車輛
東トタE22編成 1981/日本車両 1988  

この他、保留車のクハ201/200-76も青梅・五日市線向けの車両として扱われていた。

編集履歴(記事ID:0007)

  • 2022年11月10日:記事内容一部変更
  • 2022年9月30日:八トタ青460編成改めP518編成を反映
  • 2022年9月26日:八トタ青467編成改めP525編成を反映
  • 2022年8月12日:八トタ青466編成改めP524編成を反映
  • 2022年6月30日:八トタ青463編成改めP521編成を反映
  • 2022年5月17日:八トタ青465編成改めP523編成を反映。本文一部変更。
  • 2020年1月19日:資料室掲載記事リニューアル作業実施