新東京周辺鉄道車両速報ブログ資料室

2020年4月22日正式オープン!

JR東日本E259系電車 目次

車両の説明

JR東日本が1991年(平成3年)から運行開始した成田空港アクセス特急成田エクスプレス」には、運行開始当初から253系が充当されていた。しかし、253系は車齢20年が近づいたこと、成田空港の離着陸回数増加に伴う需要増が見込まれたこと、京成電鉄で新路線の成田スカイアクセス線が開業することによる競争激化が見込まれたことから、JR東日本は「成田エクスプレス」に新型車両を投入することになった。253系には6両編成と3両編成があったが、2代目「成田エクスプレス」となったE259系電車は需要増加を見込んだ輸送力増強のため全て6両編成で導入されることになり、2009年(平成21年)から2010年(平成22年)にかけて22編成が順次投入された。

しかし、成田エクスプレス京成電鉄の運行する「スカイライナー」との競争で劣勢となり、2012年(平成24年)3月17日ダイヤ改正で一部列車の臨時列車化や廃止が行われた。その後は、余剰車両を活用する形で「成田エクスプレス」を横須賀線横須賀駅富士急行線河口湖駅まで延長する試みがあったが、横須賀駅への延長運転は利用率が伸び悩み、河口湖駅への需要は旺盛だったもののE353系の「富士回遊」に統合される形で取り止めとなった。余剰車両を東海道線系統の臨時特急「マリンエクスプレス踊り子」で運用したことがあったが、東海道線系統もE257系2000・2500番台とE261系の導入によって撤退することになった。

これらの状況を踏まえ、JR東日本は、E259系を「成田エクスプレス」の専属ではなく、他の定期特急にも充当する方針に転換した。2023年(令和5年)から、汎用特急車として運用するために塗装の変更を実施し、2024年(令和6年)3月16日ダイヤ改正から、255系の置き換え用として総武本線系統の「しおさい」へ転用されることになった。

編成記事一覧

0番台
クロE259形 編成 新製年/製造所 備考
クロE259-1 都クラNe001編成 2009/東急車輛  
クロE259-2 都クラNe002編成 2009/東急車輛  
クロE259-3 都クラNe003編成 2009/東急車輛  
クロE259-4 都クラNe004編成 2009/東急車輛  
クロE259-5 都クラNe005編成 2009/東急車輛  
クロE259-6 都クラNe006編成 2009/東急車輛  
クロE259-7 都クラNe007編成 2009/東急車輛  
クロE259-8 都クラNe008編成 2009/東急車輛  
クロE259-9 都クラNe009編成 2009/東急車輛  
クロE259-10 都クラNe010編成 2009/東急車輛  
クロE259-11 都クラNe011編成 2009/東急車輛  
クロE259-12 都クラNe012編成 2009/東急車輛  
クロE259-13 都クラNe013編成 2010/東急車輛  
クロE259-14 都クラNe014編成 2010/東急車輛  
クロE259-15 都クラNe015編成 2010/近畿車輌  
クロE259-16 都クラNe016編成 2010/東急車輛  
クロE259-17 都クラNe017編成 2010/近畿車輌  
クロE259-18 都クラNe018編成 2010/近畿車輌  
クロE259-19 都クラNe019編成 2010/近畿車輌  
クロE259-20 都クラNe020編成 2010/東急車輛  
クロE259-21 都クラNe021編成 2010/東急車輛  
クロE259-22 都クラNe022編成 2010/近畿車輌  

編集履歴(記事ID:1400)

  • 2024年3月17日:ダイヤ改正を反映
  • 2023年6月22日:首都圏本部への車両移管を反映
  • 2020年3月8日:資料室掲載記事リニューアル作業実施