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2020年4月22日正式オープン!

都ケヨMU1編成

武蔵野線向けE231系900番台の都ケヨMU1編成

編成番号変遷

  • 八ミツ24編成(1998年10月20日~1999年11月29日)
  • 八ミツ23編成(1999年11月29日~2000年12月1日)
  • 八ミツ901編成(2000年12月2日~2003年12月14日)
  • 八ミツB901編成(2003年12月15日~2020年7月9日)
  • 千ケヨMU1編成(2020年7月9日~2023年6月21日)
  • 都ケヨMU1編成(2023年6月22日~)

現在の編成

1号車 クハE231-901 1998年10月20日新製(東急)
2号車 モハE231-901 1998年10月20日新製(東急)
3号車 モハE230-901 1998年10月20日新製(東急)
4号車 サハE231-901 1998年10月20日新製(東急)
5号車 サハE231-903 1998年10月20日新製(JR新津)
6号車 モハE231-902 1998年10月20日新製(JR新津)
7号車 モハE230-902 1998年10月20日新製(JR新津)
8号車 クハE230-901 1998年10月20日新製(JR新津)

編成の情報

八ミツB901編成は、2000年から2011年にかけて製造されたE231系電車の試作車であり、209系950番台として1998年に落成した。千葉方5両は東急車輛製造製、三鷹方5両は新津車両製作所製となっている。電動車のVVVFインバータ制御は、モハ209/208-951(→モハE231/E230-901)が日立製、モハ209/208-952(→モハE231/E230-902)が三菱製となっており、日立製は近郊タイプに、三菱製は通勤タイプにそれぞれ採用された。車体はE231系量産車設計時に仕様変更があったため、車体だけはE231系0番台よりも当編成をベースに設計された209系500番台に似ている。5号車は6扉車のサハ208-951(→サハE231-901)だが、この車両は2号車に組み替えることも可能な連結器構成(通常のE231系三鷹仕様車は5号車と6号車の間が密着連結器だが、この編成はこの位置も半永久連結器になっていた)になっている。配置先は三鷹電車区となり、編成番号は当時在籍していた編成の続番で「24」になった。当時の八ミツ23編成は、1997年に大月駅で発生した事故の影響で三鷹電車区から武蔵小金井電車区に201系1編成を貸し出していたことに伴う車両数不足分を補うために、首都圏の各電車区から廃車予定車両を寄せ集めた編成であり、武蔵小金井電車区に貸し出していた編成が返却されたことに伴い当編成の配属直後の1998年11月4日に廃車回送が施行されているが、当編成の編成番号は繰り上がらず、同年12月8日ダイヤ改正三鷹電車区持ちの運用数が増加すると、車両数に余裕のあった習志野電車区から103系を借り入れて新・八ミツ23編成(旧・千ラシ310編成)が組成された。習志野電車区209系500番台は同年12月29日から営業運用入りしたが、当編成は試作車両であり試運転が続けられていたため同年中には営業運転には入らず、初めての営業は1999年1月31日の団体臨時列車からとなり、通常運用には同年3月27日から投入された。その後は試験的搭載の機器が多いことや、実際に故障で離脱することもあったことから、様子見として103系の八ミツ23編成も引き続き運用されていたものの、同編成は11月上旬に習志野電車区に返却されて千ラシ328編成を組成したため、当編成は間接的に同電車区所属の千ラシ314編成(1999年4月15日の番号整理前は千ラシ318編成)を置き換えたことになる。これにより編成番号に欠番が出たため、11月29日に番号が繰り上がる形で「23」に変更された。2000年6月12日に、三鷹電車区にて大井工場の出張工事が実施され、翌13日付でE231系900番台に改番された。その後、三鷹電車区へのE231系量産車の本格導入を実施するにあたって、E231系は先頭車両の車番を編成番号にする方針になったため「901」に再変更されている。2017年から中央・総武線へのE231系500番台導入が本格化すると、運用離脱と復帰を数回繰り返しながらの運用が続いていたが、2020年に、E231系500番台八ミツA505編成に置き換えられて中央・総武線から撤退し、8両編成に短縮して武蔵野線に転用された。この編成の転属に伴い、千ケヨM23編成が置き換えられた。

編成の記録

関連記事

過去の編成表

中央・総武線時代(八ミツB901編成)
1号車 クハE231-901 1998年10月20日新製(東急)
2号車 サハE231-901 1998年10月20日新製(東急)
3号車 モハE231-901 1998年10月20日新製(東急)
4号車 モハE230-901 1998年10月20日新製(東急)
5号車 サハE230-901 1998年10月20日新製(東急)
6号車 サハE231-902 1998年10月20日新製(JR新津)
7号車 サハE231-903 1998年10月20日新製(JR新津)
8号車 モハE231-902 1998年10月20日新製(JR新津)
9号車 モハE230-902 1998年10月20日新製(JR新津)
10号車 クハE230-901 1998年10月20日新製(JR新津)
209系950番台時代(八ミツ23編成)
1号車 クハ209-951 1998年10月20日新製(東急)
2号車 サハ209-951 1998年10月20日新製(東急)
3号車 モハ209-951 1998年10月20日新製(東急)
4号車 モハ208-951 1998年10月20日新製(東急)
5号車 サハ208-951 1998年10月20日新製(東急)
6号車 サハ209-952 1998年10月20日新製(JR新津)
7号車 サハ209-953 1998年10月20日新製(JR新津)
8号車 モハ209-952 1998年10月20日新製(JR新津)
9号車 モハ208-952 1998年10月20日新製(JR新津)
10号車 クハ208-951 1998年10月20日新製(JR新津)

編集履歴(記事ID:0757)

  • 2023年6月22日:千葉支社所属車両の首都圏本部移管を反映
  • 2020年12月11日:余剰付随車の廃車と本館「H0543」投稿を反映
  • 2020年11月19日:転用改造工事竣工日を記載(『JR電車編成表 2021冬』より)
  • 2020年7月27日:千ケヨM23編成の運用離脱を反映
  • 2020年7月13日:本館「H0403」投稿を反映
  • 2020年7月10日:転用改造工事出場を反映
  • 2020年3月6日:本館「H0277」投稿を反映
  • 2020年3月3日:転用改造工事入場を反映
  • 2020年2月7日:資料室掲載記事リニューアル作業実施

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