路線の説明
常磐線は取手駅を境界として電化方式が異なっており、取手駅以南では直流電車による快速電車が運転されている。我孫子駅から分岐する成田線我孫子支線も常磐快速線と共通運用となっている。JR東日本が発足した1987年(昭和62年)4月1日時点では、快速電車は103系の10両編成で運転されており、中には緩行線から転じた地下鉄直通対応車の1000番台もあったが、混雑緩和策として同年12月から15両編成での運転が始まり、10両の基本編成と5両の付属編成が存在していた。1990年代には交流区間の土浦駅までを快速電車の運行範囲とするべくE501系が開発されて勝田電車区に配置されたものの、E501系は少数の配置に留まり常磐快速線は引き続き103系で運転されていたが、老朽化が進んだため、2001年(平成13年)からE231系0番台を新造して置き換えが開始された。
103系時代は基本編成、付属編成とも19編成ずつの配置となっていたが、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線の開業や、中距離電車への置き換えをにらんでE231系は基本17編成、付属19編成の配置となり、2004年(平成16年)までにE231系の新造が終了、2006年(平成18年)3月18日ダイヤ改正をもってわずかに残っていた103系も撤退して常磐快速線、成田線の運用はE231系に統一された。2015年(平成27年)3月14日ダイヤ改正では上野東京ライン開業に伴い、常磐快速線も東海道本線品川駅への乗り入れが始まったため、中央・総武線からE231系が10両編成2本転入している。2020年(令和2年)3月14日ダイヤ改正で運用数が減少し、10両編成1本が武蔵野線へ転出した。
編成記事一覧
E231系
| 基本編成 | 新製年/製造所 | 備考 |
| 都マト101編成 | 2001/JR新津 | |
| 都マト102編成 | 2001/JR新津 | |
| 都マト103編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト104編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト105編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト106編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト107編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト108編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト109編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト110編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト111編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト112編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト113編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト114編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト115編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト116編成 | 2004/JR新津 | |
| 都マト117編成 | 2004/JR新津 | |
| 東マト118編成 | 2000/JR新津 | ⑥2001/JR新津 2020年撤退 |
| 都マト119編成 | 2001/JR新津 | |
| 付属編成 | 新製年/製造所 | 備考 |
| 都マト121編成 | 2001/JR新津 | |
| 都マト122編成 | 2001/JR新津 | |
| 都マト123編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト124編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト125編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト126編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト127編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト128編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト129編成 | 2002/JR新津 | |
| 都マト130編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト131編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト132編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト133編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト134編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト135編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト136編成 | 2003/JR新津 | |
| 都マト137編成 | 2004/JR新津 | |
| 都マト138編成 | 2004/JR新津 | |
| 都マト139編成 | 2004/JR新津 |
編集履歴(記事ID：0004)
- 2023年5月14日：首都圏本部発足(2022年10月1日付)を反映
- 2020年8月17日：東マト118編成の撤退を反映
- 2020年1月21日：資料室掲載記事リニューアル作業実施
