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クハ205-103(千ケヨM36編成)【編成消滅】

【この編成は消滅しています】武蔵野線向け205系5000番台の千ケヨM36編成

編成番号変遷

  • 東ナハ6編成(1989年10月20日~1989年10月31日)
  • 東ナハ16編成(1989年11月1日~1990年10月28日)
  • 東ナハ7編成(1990年10月29日~1993年2月17日)
  • 東ミツ12編成(1993年2月17日~1993年)
  • 東ミツ21編成(1993年~1997年)
  • 東ミツ20編成(1997年~1998年3月31日)
  • 八ミツ20編成(1998年4月1日~2000年12月1日)
  • 八ミツ14編成(2000年12月2日~2002年3月16日)
  • 千ケヨ21編成(2002年3月16日~2008年12月5日)
  • 千ケヨM36編成(2008年12月5日~2018年8月24日)

2018年8月24日時点の編成

1号車 クハ205-103 1989年10月20日新製(川重)
2号車 モハ205-5071 1989年10月20日新製(川重)
3号車 モハ204-5071 1989年10月20日新製(川重)
4号車 サハ205-218 1990年9月11日新製(川重)
5号車 サハ205-219 1990年9月11日新製(川重)
6号車 モハ205-5072 1990年9月11日新製(川重)
7号車 モハ204-5072 1990年9月11日新製(川重)
8号車 クハ204-103 1989年10月20日新製(川重)

編成の情報

東ナハ6編成は、南武線の101系非冷房車置き換え用として1989年度に中原電車区に導入された4編成の205系のうちの1編成である。1993年4月10日ダイヤ改正に当たって、当時205系に統一されていた横浜線の増発用に充てるため、209系を南武線に配置した上で同線所属の205系1編成を横浜線へ転用することになったが、南武線205系横浜線所属の編成で必要なATCに対応していないため、同時期に京浜東北根岸線(ATC線区)から中央・総武線へ転属する予定になっていた東ウラ5編成と交換が実施され、同編成から中間車4両を組み込んで三鷹電車区に転属した。三鷹電車区転属後、1993年4月10日ダイヤ改正、1997年10月1日ダイヤ改正、2000年12月2日ダイヤ改正で計3度編成番号の整理が実施されている(1993年、1997年については正確な変更日は不明)。三鷹電車区へのE231系0番台の導入完了に伴う予備車削減(八ミツ29編成落成時に置き換えが実施されず予備車が増えていた)により中央・総武線からは2001年に撤退し、翌2002年に京葉線103系置き換え用として京葉電車区に転属した。

2007年1月21日、川越線で踏切事故が発生して川越車両センター所属の宮ハエ24編成が被災した。この事故で同編成は電動車2両を失ったことから、代替車両を用意することになったが、この当時は中央線快速電車(豊田電車区)でE233系0番台導入に伴う201系の置き換えが実施されていたことから、廃車予定だった201系を、201系が既に運用されている京葉線(京葉車両センター)に1編成転属した上で、同線の205系から不足する電動車が供出されることになり、この編成のモハ205/204-277が川越車両センターに転出した。これにより8両編成化されたものの、他線区では車両不足が発生していないという事情から、1年以上にわたり東大宮操車場に疎開することになった。

2009年3月14日ダイヤ改正では横浜線で増発が実施されることになった。しかし、同線は8両編成でも先述のようにATCが必要な路線のため、当編成を転用することはできなかった。しかし、ATCが不要な武蔵野線ATC対応の205系0番台が在籍していたことから、当編成を武蔵野線に配置した上で同線所属のATC対応車を横浜線に転用する玉突き転配が実施されることになった。ところが、武蔵野線では特殊な路線事情から、界磁添加励磁制御205系は6M2Tで運用する必要があり、8両編成ではあったものの電動車が4両しかない当編成はそのままでは転用できなかったため、長野総合車両センターVVVFインバータ制御化改造(5000番台に改番)が実施された。205系VVVF化改造は3年ぶりのことであり、結果的に当編成が最後に登場した205系5000番台となった。E231系0番台の千ケヨMU33編成に置き換えられる形で2018年に廃車となったが、インドネシアのPT.Kereta Commuter INDONESIAに譲渡された。

編成の記録

  • 新製】1989年(平成元年)10月20日:入籍。新製配置は中原電車区
  • 改造】1993年(平成5年)2月17日:転用改造工事竣工。三鷹電車区に配属される。モハ205/204-368、サハ205-218・219を組み込んで10両編成を組成した。
  • 改造】2002年(平成14年)3月16日:転用改造工事竣工(大宮工場)。10両編成で京葉電車区に配属される。
  • 所属変更】2004年(平成16年)4月1日:京葉電車区の改組に伴い京葉車両センター所属になる。
  • 転出】2007年(平成19年)5月21日:モハ205/204-277が川越車両センターに転属。宮ハエ24編成の5・4号車に組み込まれた。
  • 配給】2008年(平成20年)9月22日:新習志野駅北長野駅
  • 改造】2008年(平成20年)12月5日:転用改造工事竣工(長野総合車両センター)。
  • 配給】2008年(平成20年)12月27日:北長野駅新習志野駅
  • 配給】2018年(平成30年)8月24日:新習志野駅→新津駅
  • 廃車】2018年(平成30年)8月24日:除籍。

関連記事

過去の編成表

京葉線時代(千ケヨ21編成)
10号車 クハ205-103 1989年10月20日新製(川重)
9号車 モハ205-276 1989年10月20日新製(川重)
8号車 モハ204-276 1989年10月20日新製(川重)
7号車 サハ205-218 1990年9月11日新製(川重)
6号車 モハ205-368 1990年9月11日新製(川重)
5号車 モハ204-368 1990年9月11日新製(川重)
4号車 サハ205-219 1990年9月11日新製(川重)
3号車 モハ205-277 1989年10月20日新製(川重)
2号車 モハ204-277 1989年10月20日新製(川重)
1号車 クハ204-103 1989年10月20日新製(川重)
南武線時代(東ナハ7編成)
1号車 クハ205-103 1989年10月20日新製(川重)
2号車 モハ205-276 1989年10月20日新製(川重)
3号車 モハ204-276 1989年10月20日新製(川重)
4号車 モハ205-277 1989年10月20日新製(川重)
5号車 モハ204-277 1989年10月20日新製(川重)
6号車 クハ204-103 1989年10月20日新製(川重)

編集履歴(記事ID:0407)

  • 2020年1月23日:資料室掲載記事リニューアル作業実施

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