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2020年4月22日正式オープン!

横浜線 目次

路線の説明

横浜線は1908年(明治41年)9月23日に横浜鉄道によって東神奈川駅-八王子駅間に開業した路線で、1917年(大正6年)10月1日に国有化されて横浜線となった。横浜駅は経由しないが、1932年(昭和7年)10月1日に東海道本線(京浜東北線)に直通し、横浜駅を経由して桜木町駅まで乗り入れる列車の運行が開始された。直通区間はその後、1964年(昭和39年)5月19日に根岸線磯子駅へ、1985年(昭和60年)3月14日に大船駅まで延長された。1998年(平成10年)5月2日からは、土休日ダイヤ限定で横須賀線逗子駅まで乗り入れる列車が、2008年(平成20年)3月15日ダイヤ改正まで運転されていた。

運用される車両は、戦前には全線が電化されていたため旧型国電が運用されていたが、1972年(昭和47年)10月2日から103系の運用が開始された。103系運行開始当初は京浜東北線の予備車両を4両編成で運用しており、検査時などに103系が一時的に運用離脱することもあったが、1974年(昭和49年)6月12日から旧型国電の置き換えと輸送力増強のために103系の本格的な導入が開始された。横浜線向けの車両はウグイス色で運用されることになっていたが、京浜東北線との共通予備車や他線区からの転属車がそのままの色で運用される混色列車もあったため、誤乗防止で先頭部に「横浜線」の前サボを掲出するのが名物となっていた。1979年(昭和54年)9月30日に72系が撤退して103系に統一された。この当時は7両編成17本が配置されていたが、以降も数度の増発で配置車両数が増加し、1985年(昭和60年)3月14日ダイヤ改正で4本、1986年(昭和61年)11月1日ダイヤ改正で1本、1988年(昭和63年)3月16日ダイヤ改正で2本が増配置となり、配置数が7両編成24本まで増加した。

国鉄時代は他路線から転用の103系が運用されたが、分割民営化後の1988年(昭和63年)からは、205系の新造車が直接配置されることになり、103系の置き換えと増発用として7両編成25本が配置された。これにより、1989年(平成元年)に103系は撤退した。1993年(平成5年)4月10日ダイヤ改正では増発用として京浜東北線から6両が転入し、新造車1両を組み込んで26編成目の205系として配置された。同時期にATSの更新工事を行っていたため、増発用の編成はダイヤ改正の2ヶ月前に転入しているが、工事はその前から始まっていたため、それまでは山手線(山手電車区)の205系を7両借り入れていた。1994年(平成6年)12月3日ダイヤ改正からは、輸送力増強のため8両編成化が実施され、全編成に新造の6扉車が1両組み込まれた。2003年(平成15年)に山手線(山手電車区)から撤退した205系が1編成転入(6扉車付き)。2009年(平成21年)3月14日ダイヤ改正でも増発が実施されたため、京葉線武蔵野線(京葉車両センター)から205系が1編成転入したが、この時に転入した編成はオール4扉車であった。2014年(平成26年)に、205系の老朽取換用としてE233系6000番台が、205系と同数の8両編成28本導入され、約半年で全て置き換えられた。

車両基地は、103系に統一された頃は東神奈川電車区と蒲田電車区に分かれて配置されていたが、1981年(昭和56年)6月1日に蒲田電車区に統合された。1996年(平成8年)12月1日に横浜支社発足に伴って大船電車区に転属し、組織の改組により鎌倉総合車両所鎌倉総合車両センターを経て、現在は鎌倉車両センターに所属している。

編成記事一覧

E233系
編成 新製年/製造所 備考
都クラH001編成 2014/JR新津  
都クラH002編成 2014/JR新津  
都クラH003編成 2014/JR新津  
都クラH004編成 2014/JR新津  
都クラH005編成 2014/JR新津  
都クラH006編成 2014/JR新津  
都クラH007編成 2014/JR新津  
都クラH008編成 2014/J-TREC新津  
都クラH009編成 2014/J-TREC新津  
都クラH010編成 2014/J-TREC新津  
都クラH011編成 2014/J-TREC新津  
都クラH012編成 2014/J-TREC新津  
都クラH013編成 2014/J-TREC新津  
都クラH014編成 2014/J-TREC新津  
都クラH015編成 2014/J-TREC新津  
都クラH016編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH017編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH018編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH019編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH020編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH021編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH022編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH023編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH024編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH025編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH026編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH027編成 2014/J-TREC横浜  
都クラH028編成 2014/J-TREC横浜  
205系
編成 新製年/製造所 撤退年 備考
横クラH1編成 1988/日本車両 2014  
横クラH2編成 1988/日本車両 2014  
横クラH3編成 1988/日本車両 2014  
横クラH4編成 1988/日本車両 2014  
横クラH5編成 1988/日本車両 2014  
横クラH6編成 1988/日本車両 2014  
横クラH7編成 1988/日本車両 2014  
横クラH8編成 1988/川崎重工 2014  
横クラH9編成 1988/川崎重工 2014  
横クラH10編成 1988/川崎重工 2014  
横クラH11編成 1988/川崎重工 2014  
横クラH12編成 1988/近畿車輌 2014  
横クラH13編成 1988/川崎重工 2014  
横クラH14編成 1988/近畿車輌 2014  
横クラH15編成 1988/東急車輛 2014  
横クラH16編成 1988/川崎重工 2014  
横クラH17編成 1989/川崎重工 2014  
横クラH18編成 1989/近畿車輌 2014  
横クラH19編成 1989/川崎重工 2014  
横クラH20編成 1989/川崎重工 2014  
横クラH21編成 1989/東急車輛 2014  
横クラH22編成 1989/東急車輛 2014  
横クラH23編成 1989/東急車輛 2014  
横クラH24編成 1989/東急車輛 2014  
横クラH25編成 1989/東急車輛 2014  
横クラH26編成 1990/川崎重工 2014  
横クラH27編成 1986/川崎重工 2014  
横クラH28編成 1985/川崎重工 2014 6扉車なし

編集履歴(記事ID:0011)

  • 2023年6月22日:首都圏本部への車両移管を反映
  • 2020年2月1日:資料室掲載記事リニューアル作業実施