路線の説明
長野県内には中央本線・信越本線と2つの本線があり、これに篠ノ井線と大糸線を加えた4路線がJR東日本長野支社管内の電化路線である。2012年(平成24年)3月17日ダイヤ改正時点では123系と115系、E127系が運用されており、E127系は松本車両センター所属の2両編成12本が大糸線内限定で運用され、中央線、篠ノ井線、信越線では長野総合車両センター所属の115系が6両編成14本、3両編成28本、2両編成7本運用されていた。このほか、中央線小淵沢駅以東においては、八王子支社管内ということもあり豊田車両センター所属の115系が3両編成12本運用されていた。123系は1両だけの存在で、中央線辰野支線で運用されていた。しかし、123系、115系は老朽化が進んでいたことから、東海道線(旧田町車両センター)、房総各線(幕張車両センター)、高崎線(高崎車両センター)から撤退した211系を短編成化した上で長野総合車両センターに配置して置き換えることになり、2012年(平成24年)から2015年(平成27年)にかけて置き換えが実施された。
211系は2013年(平成25年)3月16日ダイヤ改正前日から運用入りし、このダイヤ改正では3両編成8本が投入されて115系の2両編成は全て撤退した(同年6月1日付で全編成がしなの鉄道に譲渡。運用上は同改正からしなの鉄道の運用に充当された)。123系も引退したが、これはE127系を中央線、篠ノ井線、信越線でも運用するよう変更して対応された。
次の置き換えは2014年(平成26年)3月15日ダイヤ改正で実施され、211系は3両編成12本が投入された。この改正で115系の3両編成が12本撤退した。同年6月1日からは6両編成の211系も運用入りしたが、6両編成の運用は分割併合がないため、211系の改造が終わり次第順次置き換えが実施された。同年12月5日からは豊田車両センター所属の115系の運用が長野総合車両センターの211系で置き換えられることになった。この豊田車両センターから移管された運用には、11編成のみの存在であるセミクロスシートの1000番台が優先的に充当されることになっている。
2015年(平成27年)3月14日ダイヤ改正では、いよいよ115系の3両編成が全て運用から撤退した。このダイヤ改正では211系の転入だけでなく、北陸新幹線の金沢駅延伸開業に伴い並行在来線となった信越本線長野駅-直江津駅間がJR東日本から分離されたため、運用数自体が減少した。なお、115系のうち3両編成5本は、信越線の移管用としてしなの鉄道に譲渡された。6両編成についても同年10月までに置き換えが終了した。これにより、211系は6両編成14本と3両編成36本になった。
編成記事一覧
E127系
100番台編成 | 新製年/製造所 | 備考 |
都モトA1編成 | 1998/川崎重工 | |
都モトA2編成 | 1998/川崎重工 | |
都モトA3編成 | 1998/川崎重工 | |
都モトA4編成 | 1998/川崎重工 | |
都モトA5編成 | 1998/川崎重工 | |
都モトA6編成 | 1998/川崎重工 | |
都モトA7編成 | 1998/川崎重工 | |
都モトA8編成 | 1998/川崎重工 | |
都モトA9編成 | 1998/JR土崎 | |
都モトA10編成 | 1998/JR土崎 | |
都モトA11編成 | 1998/東急車輛 | |
都モトA12編成 | 1998/東急車輛 |
211系
編集履歴(記事ID:0026)
- 2023年5月14日:首都圏本部発足(2022年10月1日付)を反映
- 2020年2月4日:資料室掲載記事リニューアル作業実施